日本インテスタージュセラピスト協会設立の趣旨

 21世紀になって、20世紀の物質に貶められて身体観ではなく、心と結びついた統合された身体観が人の心をとらえるようになってきました。一方、治療=薬剤処方という考え方に対しての不安感を持つ人々の予防代替医療への関心が深まり、病を治す方法を自力で求める人々もふえてきています。

 また、ノーベル賞の受賞者でも注目を集めたように、自然免疫の研究が急速に進んで、腸の役割が重要であるとの認識が一般にも広まってきました。砂沢佚枝が2005年に刊行した「1日3分腸もみ健康法」以来、「腸もみ」という言葉が一般に広まり、腸に対する関心が非常に高まってきております。

 腸もみ、インテスタージュ・トリートメントは、腸の正常な運動消化機能を促進し、リンパ流の正常な回復により、脂肪代謝を活発にする働きに加えて、自然免疫活性化や、身体の老廃物や異物を貪食するマクロファージを活性化することも解明され始めています。このため、インテスタージュ・トリートメントは、予防医学や代替医療の手段として極めて有用であるといえます。

 そこで、多くの人々の「病気にならないからだづくり」を支援し、その支援者となる新しい時代のセラピストを援助するために、日本インテスタージュセラピスト協会を設立いたします。

2011年11月25日